中目黒のカフェ青家Blog
中目黒にある隠れ家的な一軒家のカフェ青家です。
苦労とは
友人からのご縁でYさんという方にお会いする機会があった。

本を出版されたり、個展を開催されていて、とても強いあたたかさを持つ太陽のような女性だ。

その方の「心に百片啓上」という本の中の1ページに

苦を知らずして勝ったら苦で滅ぶ

というお言葉がある。

「自分が一歩あるくと一匹の虫をつぶしているかも・・・。
そんな風に考えたら、今、自分がいる蔭にどれほどの苦道の犠牲があってのことか気付くことが出来る。
苦の心根を知り、お蔭様を知れば、苦で滅ぶことはない。
近づいてくることもない。」



毎日起こる出来事や人生の道のりを『苦』だと思えばそうだし、それは必ず誰にでもやってくる。
『苦』を知るという事は感謝を知るということだ。

その言葉でふと気付いた。
知らず知らずのうちに
「お金を払ってるから当たり前」
という感覚が染み付いていたことを。

人が育ててくれた野菜やお肉を買い、好きな銘柄のお米がいつでも手に入り、契約すれば物件やマンションも自分のもののような感じがする日常。

本当は、何一つ当たり前なんかじゃなかった。
自分で出来ることなんて限られていて、お会いしたことのない人の力もたくさん借りて私は今生きている。

早速目の前の北野神社の掃除を毎朝すること、そしてこの場所を貸していただいてることへの感謝の気持ちを手を合わせて表すことにした。
私には宗教はないし、こういう事は宗教とは関係ないと思う。
ただ家賃を払ってるから当然という感じは美しくないと気付いたからだ。

また、ちょうど京都に帰る用事があったのでいつも送ってもらってるお豆腐屋さん、生麩屋さん、乾物屋さんにご挨拶に行き、御蔭様の気持ちを伝えてみた。
いつも母に買いに行ってもらってるからほぼ初めてお話してみたけど、こんな素敵な方たちに協力してもらってることを私は知らなかった。
恥ずかしい気持ちと同時に、返してくださる笑顔がとっても嬉しかった。

父が昔から言ってた
「かける言葉の優しさに、返す言葉のなお優しさ」
とはこういうことか。

苦のない人生なんてない。
もう立ち直れないかも、ってことも、何で私が…ってことも、みんな経験してるだろう。

でも、やりたいことを叶えるために苦労・感謝無しの毎日では逆に怖い。
このお言葉を読んで楽になった。
心を汚してまで手に入れたいものなんてなんにも無いもん。


これを見て一人でもまた楽になってもらえれば嬉しい。
お互い頑張りましょうね。


                       青山有紀


☆12月のお休み☆


31日(月)



年始は7日のランチより営業致します。





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